車両の改造・リニューアル

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想いをつなぐ
サスティナビリティ・マインド

鉄道車両は、鉄軌道業者ごとのニーズに合わせた車両に改造し再生を図ることで、全国各地の「地域の足」として快適に利用していただくことが可能になります。当社では、新造車両同様に再生した改造車両を、新造車両よりもはるかに安価で提供しており、1984年以降の納車車両数は220両以上にのぼっています。

また、リニューアルの際には、その後のメンテナンスのしやすさなども勘案した検討・設計にてご提案を行うなど、お客さまに長期にわたり再生車両をご愛用いただけるように努めています。

北野事業所 車体改修場(函館市企業局様 3000形)

車両改造・修繕の事例

京王電鉄 様

先頭車の運転台部分を客室に改造し、中間車にしました。(京王8000系中間車化工事)

  • 車両改造の概要

    京王電鉄8000系10両編成(6両+4両)の連結部にある中間運転台2ヶ所を客室化し、10両貫通化する工事で2013年度から実施しています。10両貫通編成となることで非常時におけるお客様の避難誘導を円滑におこなえることや、定員増に伴うお客様満足度アップ、メンテナンスの削減が図れます。また、中間車化工事と同時に車内リニューアル工事や床下機器の更新も行っています。

  • 工夫した点、苦労した点

    運転台解体時には、車両構体のたわみが発生しないよう車内に補強をいれてから作業を行い、寸法誤差が発生しないよう慎重に作業しています。
    その他の工事も同時に並行して進んでいくため、材料の発注・納品時期や工事工程管理など多岐に渡る関係者との調整が必要となります。その中で安全かつ効率的に工事を完遂させるため、施工主である京王電鉄様と連携を取りながら工事を進めています。

  • 京王電鉄様からのご感想

    8000系10両編成の貫通化工事は構体改造時の溶接強度や仕上がり寸法について難易度が高い工事です。さらに電気品更新や客室内リニューアルなど、同時施工する工事も多く大規模かつ長期間にわたります。そのため製缶・電気・内装などのあらゆる作業に対して柔軟に進める必要があります。
    京王重機整備様では協力会社様との連携も常に重視し、これまでの施工経験を存分に活用することで当社の要望に沿った質の高い製品を納入いただいています。これだけの大規模工事についても安心して工事をお任せできる信頼と実績があります。

車両改造工程

先頭部構体切断
車端部構体取付け
接合
完成(車外)
完成(車内)

高尾登山電鉄 様 (ケーブルカー)

車体の新造・組み立てを実施しました。

  • 車体新造・組立の概要

    車体新造にあたり、車内は座席に柄模様入りの表地と間接照明採用により明るく落ちついた雰囲気にしました。四季折々の景色を楽しんでいただくため、窓を大きくしました。
    また、車椅子のお客様にも乗車いただけるよう車椅子スペースを設けました。

  • 工夫した点、苦労した点

    地上設備の負担軽減のため車体各部の軽量化を徹底し重量増加を抑えました。
    普通の車両と違い車体が傾斜しており、製作時に車体を傾斜させられないため車内の階段が斜めになり車内移動に大変苦労しました。

  • 高尾登山電鉄様からのご感想

    車内が間接照明により落ちついた雰囲気となったことや、窓が大きく景色が楽しめることで好評を得ています。

車体新造・組立工程

塗装準備
下地塗装
搬入作業(現地)
搬入作業(現地)
紅葉の中を走行するもみじ号

伊予鉄道 様

京王井の頭線3000系車両を改造しました。

  • 車両改造の概要

    将来のメンテナンス軽減をめざし、VVVFインバータ装置、SIV装置、交流CP等、主要機器を一新しました。
    車椅子スペースや車内案内表示器の新設など、バリアフリーに対応させた改造を行いました。

  • 工夫した点、苦労した点

    600Vと750Vの2種類の架線電圧に対応すること、電力使用量や改造費を抑えつつ輸送力増強(2両→3両編成)を両立させることから、回生ブレーキを有効利用できる高性能なVVVFインバータ装置(ブレーキチョッパ装置付き)を搭載しました。

  • 伊予鉄道様からのご感想

    従来の2両編成に比べて3両編成で使用しても電力使用量が計画以上に削減されました。また、主要機器のメンテナンスを大幅に軽減することが出来ました。

車体改造工程

元、京王井の頭線3000系
北野事業所での改造作業
床下機器を吊り替え
改造後、お客様先へ搬送
搬入作業(現地)
伊予鉄道を走行する3000系

函館市企業局 様

2000系および3000系電車車体改良工事を実施しました。

  • 車体改良の概要

    車体改良では、運転台機器や客室内各設備の取外しを始め床部材なども撤去し、傷んだ台枠や構体骨組み、車体外板についても徹底した修復を行いました。
    屋根は絶縁塗料を再塗装し絶縁性を向上させ、客室内は内張りの交換、腰掛表地の張替え、クッション材で覆われた手すりの増設などのリニューアルを行いました。
    また床下関係では電線及び配管の引換えの他、機器の吊り金具交換を施工しました。
    車体改良工事の他にVVVFインバータ装置などの制御機器も更新し、車両全体の再生を図りました。

  • 工夫した点、苦労した点

    融雪剤による腐食対策を入念に検討し、可能な限り傷んだ部分を新たな部材に交換するとともに、取付け部品のステンレス化や構造の変更、錆変換剤等を使用することにより、車体の長寿命化を図りました。

車体改良工程

車体改修場に搬入
車体骨組みの修理
車内(完成後)
運転台(完成後)
搬入作業(現地)
函館市内を走る3000形

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